打ち切りなのかなあ。レイリの名前の謎や、家族の悪夢等、回収されなかった伏線も多い。だけど、岩明先生らしい読後の清々しさがそれらを忘れさせてくれる。
身代わりに飛び出したことで、信勝がそれまで求めても手に入らなかった勝頼の信頼を得ることになってしまったのが悲しい。信勝の怪我が浅ければ、まだ武田家の存続も考えられただろうし、これまでと違った親子関係も築くことが出来ただろうけれど…
山を背負っていたような信勝が身軽になれた瞬間、信勝が乗り移ったようなレイリの口上、そして告白等、名場面が多くて最終巻にふさわしい。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
歴史漫画
- 感想投稿日 : 2019年6月26日
- 読了日 : 2019年6月26日
- 本棚登録日 : 2019年6月26日
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