「漢奸」と英雄の満洲 (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社 (2008年1月11日発売)
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感想 : 3

この時代の5組の政治家父子の物語。中では張景恵と張紹紀の話が​切ない。馬賊出身で満洲国総理に祭り上げられた父と、教育を受け​父の秘書を務める傍ら共産党と通じ、それでもソ連抑留時代も父の​そばにいた息子。父は戦後に撫順戦犯管理所(私も行った)で死に、息子はその管理所で管理する側、そしてその後は​「漢奸」の息子として散々攻撃もされたんだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中国
感想投稿日 : 2011年12月10日
読了日 : 2011年12月7日
本棚登録日 : 2011年12月10日

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