「近世」としての「東アジア近代」 (講座「わたしたちの歴史総合」)

著者 :
制作 : 歴史総合研究会 
  • かもがわ出版 (2023年3月22日発売)
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感想 : 2

 東南アジアを含む広義の東アジアは、西洋と比し単に後進的だったわけではなく、独自の農耕社会や貿易の発展があり、それと近現代世界の動きが結びついて現代の経済成長に繋がった、それ以前の連続性、というのが著者の主眼。16世紀を中心に東アジア域内又は本地域と世界の貿易、また「儒教化」や「イスラーム化」の多様性も強調。
 本書全体としては抽象論が中心で、自分の期待とはやや違った。また終章での著者の居丈高にも感じられる物言いに引っかかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 東アジア全体
感想投稿日 : 2023年5月16日
読了日 : 2023年5月16日
本棚登録日 : 2023年5月16日

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