東南アジアを含む広義の東アジアは、西洋と比し単に後進的だったわけではなく、独自の農耕社会や貿易の発展があり、それと近現代世界の動きが結びついて現代の経済成長に繋がった、それ以前の連続性、というのが著者の主眼。16世紀を中心に東アジア域内又は本地域と世界の貿易、また「儒教化」や「イスラーム化」の多様性も強調。
本書全体としては抽象論が中心で、自分の期待とはやや違った。また終章での著者の居丈高にも感じられる物言いに引っかかった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
東アジア全体
- 感想投稿日 : 2023年5月16日
- 読了日 : 2023年5月16日
- 本棚登録日 : 2023年5月16日
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