日本殺人巡礼

著者 :
  • 亜紀書房 (2017年8月25日発売)
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本棚登録 : 112
感想 : 13
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殺人を巡礼ですか?
物騒なタイトルでしたが 読んでみました。

最近の事件だけではなく
50年以上前の事件も含めて
著者の心に ひっかっかった事件を
追っていました。

冤罪っぽいものも中にはあって
もし これが 冤罪だったら 
国や マスコミは どうやって
その人や その家族に対して 謝罪をするのだろうと思っちゃいましたね。

そして 後半には
戦争が絡んでいたり 差別だったり
確かに 殺人を犯してしまったという点では
悪い事をしてしまったけど
そこに至るまでを 辿っていくと
もし 過去に 酷い差別などがなかったり
劣等感を 大きくするような事が なければ
殺人までに ならなかったのかもと 思える内容もありました。

しかし 今の自分なら 差別はいけないと思っていても子供の頃とかは 仲間外れとかにされたくないから差別をしていたら 一緒に差別しただろうし
いじめもしちゃっていたかもしれない。
負の連鎖からは 良い事は 何も生み出さない。

この本を 読むと あるきっかけで 普通の人が 突然 殺人を 犯してしまう。
潜在に何か あったかもしれないけど
もしかしたら 人は 心のどこかに 凶暴な人間を持っているのかもしれない。
それを ちゃんと 抑えていられるか どうか・・・・
でも、きっと 心の中には 優しい人間もいるはずだからその 優しい人間が 常に 大きくいれば
みんな 優しく 良い 世の中になるのにね。。。。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年7月6日
読了日 : 2022年7月6日
本棚登録日 : 2022年7月6日

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