神田昌典氏は私が行く読書会で、何度か名前を耳にしたことがあった。どうも、日本最大級の読書会の運営者で読書会を日本に流行らせた人物であるらしい。そんな方の成功法則なので、かなり面白いのではないかと思い読んでみた。
漫画版は原作に比べて内容が薄いらしいが、原作の一番大切な部分のみを抽出して漫画でかなり分かりやすく示しているので読みやすかった。
以下、感銘を受けた内容。
1.悪の感情は成功へのエネルギー源になる
→妬み、嫉妬、劣等感など悪の感情に支配されるのではなく、逆にそれをエネルギー源にして成功に対して行動しよう。
2.目標は紙に書くと成功する
→多くの人がやっていないが、多くの成功者はやっているとよく聞く成功法則。そういえば、私もお金の目標に関してノートに書くようになってから、気がついたら家計簿をつけたり投資を始めようとしたり、少しづつお金持ちになる目標達成に向けて動けているようなので、あながち間違えではないのかなと思う。他の目標もノートに書いてみよう。
3.やりたくないことを書き出す
→多くの人はやりたいことを書き出しがちだが、それをするとやりたいことの中にやりたくないことも含まれてしまう。やりたくないことはある意味、やりたいことの裏返しでもある。なので、まず最初にやりたくないことを書き出してから、やりたいことを書いていくと自分の本当にやりたいことが見えてくる。
4.自分の人生にミッション(使命感)を見出す
→・自分の命があと半年しかなかったら、いったい何をやらなければならないのか?
・その半年の間に、お金を一銭も貰えなくてもやるべきことは何か?
上記二つの質問に答えるのだが、そのためにこれまでの自分の人生を振り返る。
・子供の時どんなつらいことを経験したか?
・父親(母親)と、どんな葛藤があったのか?
・今までどんな苦労をしてきたのか?
・その苦労には、どんな意味があったのか?
5.自分に催眠術をかける
→周囲の言葉で現実は変わる。なので、自分の言葉で現実を掌握するために自分に自己暗示をかける。目標を眺めながらニタニタしたり(ヴィジュアライゼーション)、長期の目標以外にもSMART(Specific, Measurable, Agreed upon, Realistic, Timely)に基づいた数ヶ月〜1年の短期の目標も立ててみる。
また、「自分は凡人だ」というイメージを持っていると一生成功者にはなれないので、セルフイメージのバージョンアップをする。自分勝手で都合の良い肩書きを考え、これまでの自分と決別する。
6.オーディオ学習とフォトリーディング
→「センスは情報量に比例する」
短時間で効率よく大量の本を読み情報を得るには、オーディオ学習とフォトリーディングがオススメ!
7.人付き合いの環境整備
→どんな人と付き合っているかが成功するかどうか左右する
8.殿様バッタのセールス
→相手から「お願いします」と頭を下げられるセールスをする。自分を安売りして相手に頭を下げてばかりいると、ぞんざいに扱われるようになる。
9.お金を溺愛する
→お金をコントロールするためには...
1.お金に対する罪悪感を持たないこと。
2.自分の年収は自分で決めること。
3.お金が入ってくる流れを作ること。出ていく流れを作らないこと。
10.第3の道
→二者択一ではなく、第3の道を考える
現在の良い面をどう残すか、現在の悪い面をどう解決するか、将来の悪い面をどう回避するか、将来の良い面をどう最大化するか
11.目標達成のためのシナリオ作り
2年後、1年後、半年後...と未来の成功した自分がどうやって成功してきたか、近い将来まで遡りながら話してくれるシナリオを作る。
12.成功のダークサイドを知る
→ずっと上手くいくわけではないし、光が当たれば当たるほど影は濃くなる。そしてその影は一番弱いところを狙って噴出する。それを起こさないためには...
1.完璧を目指さないこと
2.家族を大事にすること
3.稼いだお金を有効に使うこと
13.とりあえずまずは稼ごう
→そして心も豊かにして真の成功者になろう。
絶対実践したいと思えるような興味深い成功法則ばかりだった。非常にオススメの本である。
- 感想投稿日 : 2020年5月25日
- 読了日 : 2020年4月30日
- 本棚登録日 : 2020年4月30日
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