人工知性が紡ぎだす物語。最後の短編「巡礼の終わりに」を除き人口知性(マ・フ)の視点で展開されるのだが、人類は脇役です。人口知性にはやっぱり引き付けられる魅力を感じてしまいました。しかし、果てしない時間を生き続けるというのはどんな感じなのだろうか。想像するとため息がでます。そんな果てしない時間のなかで変わることがなかった人口知性も「人間」の登場がきっかけで、あっけなく変わる。人生も同じかもね。とにかく、この物語は、グッときました。お勧めです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2023年4月17日
- 読了日 : 2021年3月28日
- 本棚登録日 : 2021年3月28日
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