実際の危機から半世紀以上が過ぎ、その間の資料の蓄積にも目を配りつつ、キューバ危機の概要が簡潔に、しかも肝要な事実を落とすところなく著述されている。
単に事実を羅列しただけでなく、読み物としてもおもしろく読めるというところに、著者たちの深い研究の成果があらわれているというべきであろう。
国際関係における危機的状況に処する際に、大切なことは相手に「共感」することだという著者たちの結論は、今日の世界の状況を考える上でも大切なことであるにちがいない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
歴史
- 感想投稿日 : 2016年2月15日
- 読了日 : 2016年2月15日
- 本棚登録日 : 2016年2月15日
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