あたりまえだけどなかなかできない 係長・主任のルール (アスカビジネス)

著者 :
  • 明日香出版社 (2012年4月17日発売)
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チェック項目11箇所。係長・主任は、リーダーとしてのデビュー戦だ、チームリーダー、プロジェクトリーダーとしての責任と役割をもてる、一方で、結果責任は上司も一緒に負ってくれる分、リスクに構えすぎずに、思う存分暴れてかまわない、失敗しても挽回は何度でも効く時期だ。まず最初に重視しなければならないのは、実は、上司だと言ってもよい、上司も含めた「他人」を、良好な関係をもって動かすことを意識しよう。係長・主任としての君は、ぜひ、組織情報を可能な限りオープンにするよう働きかけ、自分のチーム、グループ単位の「擬似社長」として、売上・コスト・利益に目を配って働いてほしい。係長・主任となった君が、まず最初に取り組むべきことは? それは、「いつ、係長・主任を卒業するか」についての目標を設定することだ。係長・主任の君は、趣味も仕事も自らのめり込み、周囲の人達を巻き込んで「これ、おもしろいよ!」「いけるじゃないか!」のオーラを振りまこう!メンバー時代は「不言実行」、つべこべ言わず、自分の責任や目標を遂行、達成するのがよかった、しかし、リーダーとなったからには、自分だけに誓って達成しても、不十分だ、周囲を巻き込むためには、「有言」は欠かせない、宣言、言い出しがあるから、チームに勢いがつくんだ。係長・主任の君は、現場の代表者、あるべき理想を遠慮なく上司にぶつけよう、上司批判ではない、まずい状態、問題と思われる事実に対して、本気で怒るんだ。リーダーの君が、常に、達成したいゴールにメンバー達の目を向け、その解決策を考えさせ続けることができれば、そのチームからは鬱も発生しないし、解決志向の自立したメンバー達がいつの間にか育っていることに、遠くない将来、気が付くだろう。課長や部長も、人の子なんだ、部下である君やメンバーには言えない気もちや悩みを抱えて、毎日、頑張っている、そんな上司のことを理解してあげ、フォローしてあげることで、チームがうまくいくための環境を作ろうではないか。辞表を書く前に、変な遠慮やあきらめを捨てて、どうせ辞めるならと、遠慮なく、思い切り、目の前のことをやり切ってみたらよい、そうすれば、そんな君には、いつしか引く手あまたのスカウトの声が常時舞い込むようになるに違いない。規則正しい生活習慣によって、健康でツキのある活動力が手に入る、継続力、習慣化力の源にもなる、体が締まると自分への満足度、充実度が上がるのでハッピーになる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 上司になったら
感想投稿日 : 2014年6月9日
読了日 : 2014年6月9日
本棚登録日 : 2014年6月9日

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