僕は一生サラリーマンなのだろうか? (Nanaブックス)

著者 :
  • ウィズワークス (2005年11月1日発売)
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チェック項目19箇所。「なんでウチみたいな会社でサラリーマンやってるんすか?」、「今のままで、特に不満がないからだよ。独立するのも転職するのも、面倒だし」。「転職にリスクがあるヤツなんて、今の会社にい続けたとしても、転職するのと同じくらいのリスクがあるよ」。「ちゃんと10年分の実力をつけているんだったら、転職するリスクはないし、会社にいてリストラされるリスクもない。だから、転職のリスクに怯えてるヤツは、転職しようがしまいがリスクはあるってことだ」。「オマエが会社を好きな理由、オマエが会社を辞めない理由はな、会社がオマエに何をしたらいいのかを教えてくれるからだよ」。「常識的な人材はたくさんいる。だから余っているんだ。オレの会社の採用でも、一番先に落とされるのが、常識的なヤツだよ」。「カネがすべてじゃないってセリフは、金を持ってるヤツの言う言葉だよ。カネのないヤツが言うと、それは負け犬の遠吠えだ。逃げてるだけだよ。つっまり、精神的に負けを認めることになるんだよ」。「部下のミスは、上司の指導不足のせいだよ。部下の力量が不足しているのも上司の教育が不足しているからだ。だから、部下がやったことは、全部上司の責任だよ。だいたいな、上司の存在価値って、部下の責任を取ること以外には、何もないよ」。「男の人って、何か特定の仕事だけしていたいのよ……」、「だから男社会って、やたらと役割分担されてるんだ」。「スペシャリストは、特定の能力だけを期待されてるんだから、それ以外の部分は関係ないよ。欠点を直すことなんか、後回しだよ」。「個性豊かな社員を統率するためには、経営サイドがそれだけの力量を持っている必要があるもんな」。「自分で着るもののことすら自分で考えられないような人に、どうやって個性を教えればいいんですか?」。「常識を知らないことはダメですが、常識を知っている上であえて常識通りに行動しないことが、個性的ということです」。「ボーナスってのは、調整給のことですよ…業績が悪くてボーナスがゼロになったって、本来は文句なんか言う筋合いではないんですよ。それなのにボーナスを住宅ローンに組み入れるなんて、自殺行為も同然ですね」。サラリーマンが売っているのは「社員みんなと力を合わせて行う労働」だ。「成果主義なんかね、人件費を削減するための会社側の言い訳に過ぎないのよ。それを社員側がわざわざ言い出すなんて、笑っちゃうわよ」。「周りは自己責任を取らないヤツばっかりなんだぞ。だったら積極的に自己責任を取れば\
、それだけで一歩リードできるってことだよ。事故責任を撮るだけで、他の人よりも信頼とか自由とかが手にいれられるんだぞ。すごいチャンスじゃないか」。「自己責任を取るっていうのは、自分の頭で考えて何かするってことだ」。「なんで仕事がごときのことで、死のうとするのかしら?」……「育児とかでノイローゼになるのは、まだ分かるけど、ねぇ?」、「男にとっては、会社と自分が一体なんじゃない?」。自分よりも家族が重要、従業員やお客様のことは、家族よりも後回しだ、独立せずにサラリーマンでいることのメリットは、これなんだ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 10代、20代に読みたい。
感想投稿日 : 2013年1月12日
読了日 : 2013年1月11日
本棚登録日 : 2013年1月11日

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