創造性はどこからやってくるか ――天然表現の世界 (ちくま新書 1742)

  • 筑摩書房 (2023年8月7日発売)
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本棚登録 : 174
感想 : 9
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年末年始旅行本。本屋でジャケ買い。
生命科学者が創造力の源を考察し、実際にアートを創造し、展覧会を開いた記録。あらすじを読んでも、ちょっとなに言っているのかわからない案件。哲学本?アート本?と分類にも悩む。そのジャンル横断的な話の跳び方が魅力なのだと思う。
アートを実際に制作しはじめた後半がおもしろかった。現代アートができるまで。著者の提唱する「天然表現」の難解さも、具体的な作品のかたちになると指向は何となくわかったような気になる。消化しきれなさをも楽しむ本。

フランク・ステラ「What you see is what you see(見ているものは見たままのものだ)」

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 持っている
感想投稿日 : 2024年4月16日
読了日 : 2023年12月19日
本棚登録日 : 2023年9月15日

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