『無限の正義』を読み、同じ作者の作品ということで読みました。
ひとことで言って前作品とは真逆のジャンル。
『無限の正義』はサスペンスなのに対し、この『永遠に生きる方法』はSFファンタジー?と思える作品でした。
亡夫の残した製薬会社の経営者である宇佐美知世には、16歳になる自閉スペクトラム症のひとり息子がいる。
その知世がステージ4のガンで余命3ヶ月の宣告されるところから始まる。
息子を遺して死ぬ訳にはいかない。
同居しているAIロボット マカロニとプライベートジェットで世界中の『超長寿者』に会いに行き、何故、またどのような方法で永く生きるのかを尋ねる。
不老不死から地球滅亡まで、スケールが大きすぎ。
しかし、現在長寿の研究が進んでいるのも確かであり、飛躍してるとは思ったが、人類の究極の未来なのかもしれない。
いかに普段の生活を充実したものにし、いつかの来たるべき最期を納得して迎えることが、良い人生になるのかな。
など、普段は全く考えもしなかった事を考えてしまう、そんな作品でした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2024年4月6日
- 読了日 : 2024年4月6日
- 本棚登録日 : 2024年3月27日
みんなの感想をみる