シュレーディンガーの少女 (創元SF文庫)

著者 :
  • 東京創元社 (2022年12月12日発売)
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【収録作品】六十五歳デス/太っていたらだめですか?/異世界数学/秋刀魚、苦いかしょっぱいか/ペンローズの乙女/シュレーディンガーの少女

「六十五歳デス」プログラムされた死が65歳前後に訪れる世界。ヒロインがかっこいい。著者は「かっこいいおばあちゃんを書きたかった」と言っているが、65歳は「おばあちゃん」ではないと思う。
「太っていたら……」肥満者を集めた公開デスゲーム。出場させられた女性たちはタッグを組んで抵抗する。
「異世界数学」数学嫌いの女子高生が、数学を禁止する異世界に飛ばされる。
「秋刀魚、……」秋刀魚が遠い過去のものとなった世界。少女は小学校の自由研究で秋刀魚の塩焼きを再現しようとする。再現方法が未来だった。
「ペンローズの乙女」フェルミパラドックスとのこと。時間軸の長い話だというが、途中からついていけなくなってしまった。
「シュレーディンガーの少女」「量子自殺」のアイディアに触発されたという。多世界解釈とあるが、これまた私には難しかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2023年4月19日
読了日 : 2023年4月19日
本棚登録日 : 2023年4月19日

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