イタリアのトスカーナが舞台。フルートに魅せられて、国立音楽院に入学した中学生の少年、ユージ。夢中で練習に明け暮れていたが、テクニックを磨く練習が続き、曲を楽しむゆとりを失っていく。やがてクラシック音楽の道の厳しさを知り、情熱がなくなってくる。そんなとき、夏休みに2日間のマスターコースに参加することになる。そこでユージは音楽の楽しさを思い出し、再びフルートに向き合うようになる。
挫折からの復活、ライバルたちと切磋琢磨しながらの成長、コンクール出場を巡るあれこれ、と王道の展開。
指導者の資質って大事だなと思う。そういう人に巡り会えるかどうかもその人の運、ひいては実力がもたらすものなのだろう。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
児童書
- 感想投稿日 : 2022年3月13日
- 読了日 : 2022年3月13日
- 本棚登録日 : 2022年3月13日
みんなの感想をみる