幸田家のきもの

著者 :
  • 講談社 (2011年2月26日発売)
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本棚登録 : 90
感想 : 13

折々の情景のなかでよみがえる心に残るきものと女三代の人生
静謐な文章で綴る幸田家のきものと暮らし

●初めてのきもの:幼い孫のため、祖母・文が用意してくれた初めてのきものの思い出。
●十三参り:着つけてもらった帯はすこしきつかった。そこで祖母がとった行動は?
●本のきもの:「幸田文全集」を飾った「幸田格子」の布。この布の誕生の秘密。
●つながる縁:かつて祖母のきものを仕立ててくれた人との時を隔てた出会い。
●蕨の帯:娘が嫁ぐ相手を迎える日、母がみせたきものへのこだわりと気遣い。
●島田と振り袖:初めて地髪で島田を結った十代の終わり。そして結婚の時に再び……。
幸田家の女たち三代の、大切な想いあふれるエッセイ13章。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2016年7月10日
読了日 : 2016年7月14日
本棚登録日 : 2016年7月10日

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