翻訳できない世界のことば

  • 創元社 (2016年4月11日発売)
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感想 : 510
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様々な国の言語が紹介されていて面白かった。
特に面白かったのをいくつか挙げるとフィンランド語の「poronkusema(ポロンクセマ)」。
意味は、「トナカイが休憩なしで疲れず移動できる距離」だそう。
私にはまったくない概念でとても気に入った。
他には、ドイツ語の「kummerspeck(クンマーシュペック)」
意味は、「直訳すると、「悲しいベーコン」。食べすぎがつづいて太ること」
悲しいベーコンと言うワードが哀愁が漂っていてなんとも面白い。

でも、最後の方で日本語の「積ん読(ツンドク)」が出てきたときにハテナ?となってしまった。
積ん読って造語であって、本来の日本語ではないから他の言語も元来の物ではないように思えたからだ。
そこに引っかかってしまい、何となく全体的に興味が薄れてしまった。
昔から使われている言葉だけを集めているのであれば、もっと価値を感じただろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 学習・語学・言語学
感想投稿日 : 2023年2月20日
読了日 : 2023年2月20日
本棚登録日 : 2023年2月20日

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