2003~2008年にFCバルセロナ(以下、バルサ)副会長を務めたフェラン・ソリアーノが記すバルサ復活の一部始終。
実際のゲームやフィールド上の選手ではなくて、経営・マネジメント面から突っ込んだ異色のサッカー本。
02/03シーズンにマンチェスター・ユナイテッドの半分しかなかった収益が、07/08シーズンには2.5倍に跳ね上がり、マンUと肩を並べるまでになった。
魅力的なサッカーを展開しながら経営面でも復活を遂げたバルサ、その秘密とは----?
冒頭は収益を上げるために何をしたか?に焦点を当てていて、わりかし淡々とケーザイの話をしているんだけど、
そのうち「勝つためのチーム作り」「リーダーシップ」にまで話が及び、なかなか読みごたえのある一冊になってます。
「サカつく」好きのビジネスマンはド・ストライクなのでは。
はっとしたのが、「どの企業経営者も、自分たちの業界は他とは違うと主張する」という一節。
「特殊な業界である」ということを言い訳にして業績の悪さに甘んじていてはいかんよ、ということなんだろうと思う。
なるほどね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2021年10月24日
- 読了日 : 2021年10月24日
- 本棚登録日 : 2021年10月24日
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