新書で入門 ジャズの歴史 (新潮新書 203)

著者 :
  • 新潮社 (2007年2月16日発売)
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【歴史をさかのぼっていって、いつかどこかで創世記のジャズ、一〇〇年まえのニューオリンズ・スタイルにたどりつけば、それは「ジャズ」なのです。つまり、ジャズの定義はそうした歴史とのからみでしか成立しないということです】(文中より引用)

誰もがその単語を聞いたことがあり、同時にその言葉が指し示す音楽について何となくイメージすることができる「ジャズ」。ではその「ジャズ」とはいったい何なのかについて、歴史と共に探求していく作品です。著者は、音楽評論家として知られた相倉久人。

肩の力を抜いた表現でジャズについてわかりやすく解説してくれているため、演奏者や楽曲名について詳しくない人が手に取る上でも最適な作品。ジャズが影響を受けた社会情勢にも筆が割かれているため、歴史好きにもオススメできる一冊でした。

文字から入る音楽っていうのもありかも☆5つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: スポーツ・エンタメ・アート
感想投稿日 : 2020年12月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年12月1日

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