海の地政学-覇権をめぐる400年史 (中公新書 2566)

著者 :
  • 中央公論新社 (2019年11月19日発売)
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【世界的な規模で長期の複雑な交渉や利害調整、そして最終的には各国の妥協の末に、現在の海洋秩序が誕生してきたと考えてよい】(文中より引用)

主にイギリスやアメリカといった大国に主導されながら、いかにして近現代の海洋秩序が成立してきたかを概観した作品。著者は、『世界を動かす海賊』などの著作で知られる竹田いさみ。

描き方によっては茫漠としてしまいそうな広大なテーマを、見事に約250ページに収めこんだ力作。時にコラム的な話題で読者を巧みに海の世界に誘いながら、海洋から見た世界史を丁寧に著述してくれています。

新書のお手本のような一冊☆5つ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 国際政治・外交・世界史
感想投稿日 : 2020年2月24日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年2月24日

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