GS(ゴールデンシックスティーズ)世代とは、世間一般で言うところの団塊世代の事。この世代の持ち家比率は約9割で、金融資産も平均2千万円と裕福、なおかつボリュームのある層である事から、企業が顧客ターゲットに設定するのに、ある意味最も「美味しい」層である。そういう意味も込めての「ゴールデン」なのだろう。
「時間」にも「お金」にも余裕のあるGS世代ではあるが、かといって安からという理由だけでは決して消費行動に走る事は無いと筆者は指摘する。
では、GS世代が求めているモノとは?一体何にお金を使うのか?
それは、「楽しい時間」という商品であり、その時間そのもの、あるいはその為に付随して購入を要する物であると筆者は指摘する。そして、具体的にGS世代にウケている商品やサービスについて種々の事例を紹介している。
本書で述べられている内容に関しては全く異論無いものの、同時に新鮮味も感じられない印象。今現在の事だけでは無く、今後ども様なサービスがGS世代に求められるかの考察が薄いのが残念。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2011年3月23日
- 読了日 : 2011年3月23日
- 本棚登録日 : 2011年2月27日
みんなの感想をみる