グラフ理論等のネットワーク理論の最近の動向を筆者の研究成果を中心にしながら,広い範囲でサーベイした本.
分厚い本ではないが,巻末の参考文献245本は心強い.
イントロは東日本大震災での情報ネットワークの堅牢性についての話から始まったが,情報網としてのネットワーク理論だけでは当然無くて,ソーシャルネットワークや組織内ネットワークなども念頭に置かれた解説を展開している.
というより,わりとゴリゴリの数式展開なので前提条件さえ許容できればなんにでも適用可能というべきかも.
数式の解説は結構丁寧だったと思う.マルチエージェントやマルコフチェーン的なシミュレーションとの関係も多少理解が進んだ.
誤字脱字が多かったけどね..
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2016年1月2日
- 読了日 : 2016年1月2日
- 本棚登録日 : 2016年1月2日
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