大学生だった恵美は引っ越しのアルバイトの祝儀3000円を使い、たまたま入った寄席で落語を聴くことになる。落語に魅せられ、大学を中退して落語家に弟子入りし、銭湯に下宿しながら女性落語家の道を歩むことになる。甘夏という芸名を貰い、修行に明け暮れる毎日のなか、師匠が失踪し残された二人の兄弟子と深夜に銭湯で「師匠、死んじゃったかもしれない寄席」を開催することになる。
落語の語りの箇所が「落語への入門書」にもなっている。特に後半は味わいが深い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2020年10月25日
- 読了日 : 2020年10月25日
- 本棚登録日 : 2020年10月25日
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