一般人には理解できない高度な数学的知識を応用した「悪魔の発明」のように言われることの多いデリバティブ
とくにリーマンショックの時期には、テレビなどでさかんにそう言われていた
今回この本を読んで思ったのは、金融工学そのものはごくまっとうな数学的手法を使った真面目な科学なんだなということ
未知の未来についてリスクを織り込んだ金融派生商品の適正な価格付けを探っていくのだが、ある種の知的冒険の雰囲気がある
有名なブラック・ショールズ方程式についても解説されている
数学については最低限の解説しかされていないので、確率・統計の前知識は必要かと
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
経済学
- 感想投稿日 : 2021年9月2日
- 読了日 : 2021年9月2日
- 本棚登録日 : 2021年9月2日
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