ある貴族令嬢の五度目の正直 (フェアリーキス ピュア)

著者 :
  • Jパブリッシング (2024年3月27日発売)
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感想 : 1
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自身の気持ちに気付くというか、吹っ切れるまでめっちゃかかったなあエディーク。
結局アデリアの母からの発破がなかったら進展なかったのではと思うと……
年齢差もあるし、名誉の負傷による身体的ハンディもあったから、なかなか恋愛の方に舵切れなかったのは理解はできるが、にしても遅いよ。
アデリアの父兄たちがツッコミ入れたくなる気持ちもある。
お兄様方、揃ってシスコンだから。
アデリア4回も婚約破棄されているからね、過保護になるのも致し方ない。

アデリアの婚約破棄は短期間に連続で起きたものではなく、物心つく前から積み重なり、3回目は相手の浮気によるもの、4回目は相手の戦死によるものと、彼女が陥れられる形の破棄がなかったのは意外だった。
安心と言い換えた方がいいか。
婚約破棄されても泣けないと彼女は思っていたが、まあ思いを通わせた相手でもないから泣けなくても納得という。
そんな彼女がエディークのことだと泣けたことは、それだけ彼のことを本気で想っているからだと分かってよかった。

ただエディークはこの先も大変そうだけども。
アデリアのお兄様方(特に長男)がやばいので。
焦らした分のツケだと思って頑張っていただきたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説(作者名:あ行)
感想投稿日 : 2024年4月16日
読了日 : 2024年4月14日
本棚登録日 : 2024年4月14日

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