ミスや事故があったとき、手順を増やすとかマニュアルを見直すということは、ありがちな話だ。そういうとき、往々にして手順が煩瑣になり、ただ現場に負荷をかけるだけになっている気がした。本書では冒頭から、マニュアルは1ページに納めなければならない、と手順の長大化を戒めていて、そのあたり、わかっているなぁと思った。実際のところ、エラー対策について述べた本を数冊読んだけど、そうだよなぁと共感するのは、やった感だけ求めてもミスは減らないよ、という話だ。
2人でチェックすると、かえってミスは増えるとか、冷静に考えるとそうなるよね、という例も多く、現場での仕事の在り方に多くの示唆を受けた。いろんな現場があるにしても、どういう領域でも、気をつけなければならないことはあるし、人間の能力は有限なんだよね。
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- 感想投稿日 : 2022年10月10日
- 読了日 : 2022年10月10日
- 本棚登録日 : 2022年10月10日
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