社会学の使い方

  • 青土社 (2016年9月20日発売)
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感想 : 3
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社会学に関する私の学習レベルは、有斐閣Sシリーズや有斐閣アルマから出版された入門書を一度読んだ事があると言う程度です。
そのレベルだと、本書の内容は難しく感じました。
本書は対談形式であり、バウマン氏個人の研究に関する基本書や専門書ではありません。
私は、本書のタイトルからすると、初学者に対して、社会学における研究成果がどのように身近な生活に活用されているかを簡単に紹介した入門書に近い本であろうと勝手に想像していました。その側面も少しはあったかとは思います。しかし、どちらかと言えば社会学の研究を志す方が、多様な価値基準が並存する現代社会において、社会学の目的やその研究が持つ意義に疑問を感じられた際に、道標として読むべき内容であったのかなと思います。
ある程度、学部レベルでの社会学の修得を経て、社会学を活用して何かを達成したいという目標を持った後で読む方が良いのかもしれません。
私ももう少し勉強を進めてから再読しようと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2019年11月25日
読了日 : 2019年11月25日
本棚登録日 : 2019年11月24日

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