旺華国後宮の薬師 (富士見L文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2019年7月13日発売)
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感想 : 15
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『不苦の良薬』――苦くない、誰でも飲みやすい良薬こそ至高。
後宮の官女・英鈴は、薬師を目指しているが、女は薬師にはなれない世の中。
せめてと後宮で薬茶を売り始めると、珍しい処方に興味を持った皇帝から呼び出しが。
「甘党の余のために、苦い薬を飲みやすくしてほしい」
処方を気に入られた喜びも束の間、英鈴は皇帝から
次々と難問を突きつけられる。
皇帝の目論みとは。

考えが浅い、薬で頭の一杯なヒロインにヒヤヒヤさせられつつも、腹黒い皇帝の言葉に奮起して、前向きに頑張る英鈴が最後まで楽しかった。
まだ続きがあるみたいなので、これから皇帝と英鈴の仲もどうなるのか、後宮内での女の戦いもあるのかなど、楽しみ。
仙草凍やゆず飴が食べたくなる、美味しそうな薬たちだった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2021年9月9日
読了日 : 2021年9月9日
本棚登録日 : 2021年9月8日

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