有名なレストランで腕を磨いてきた佐々目宗。
夢をつかんだ矢先に、挫折。
都立若竹小学校の臨時給食調理員として1年の契約で働くことになる。
また「頑なで独りよがりな彼が子どもと学校関係者によって、心を開いていく」系?なんて読み始めた。
けど、給食って深い。
コスト、栄養、調理時間、残菜率との攻防。
そこに、曲者の栄養管理士が絡み、子どもが絡んでくる。
保健室登校、ネグレクト、アレルギー。
子どものクラス懇談会で先生が「この学年は給食の残しが少ないんです!」と誇らしげに毎回言うのってなんでだろうと思ってきたけれど、これが現状なのかと唖然とする。
うちのちびちゃんは食べる子達なので、全く理解できていなかったわー。
毛利さんが今後変わるのかしら。
由比先生との関係は?
なんだかその後が気になってしまった。
「この複雑な味わいは、雑多に放り込まれたたくさんの具材がベースの鶏スープに溶け込んで醸し出されたものだ。そして一期一会。二度と同じ味は再現できない。」
「食べられるうちに、食べたいものを思い切り味わうんだよ。」
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
楽
- 感想投稿日 : 2016年11月8日
- 読了日 : 2016年11月1日
- 本棚登録日 : 2016年10月30日
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