世界中で危ない目に遭ってきました

著者 :
  • 彩図社 (2012年6月26日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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わたし自身、海外旅行は1人で行くと決めて今や8カ国を回っている。海外に行くと様々なトラブルやハプニングがありそれらを経験してるものの、悔しいがこの本はその上を行くかなり面白い内容である。

最初は、
わたしは普通の旅行者では行かないこんなとこに行って、他の人じゃこんな経験してないでしょ〜のような自慢とも取れない内容だけかと思っていたが、この"昔悪だった武勇伝"とは感じずに面白ばなしを取り上げている。最後までのめり込んで読んでしまった。

"危ない目その9"がかなり面白い。日常で出会ったことのない情景を思い浮かべながらかなり笑ってしまった。麻雀のルールがわかればなお面白いのかもしれない。

この本で1番いいと思うのは、最後の最後ではかなり考えさせられること。結局のところ、人間は鳥のような帰巣本能があり、生まれ故郷を想う気持ちはなくならないということかもしれない。

海外での行動力は日本でのそれとは異なる資質が必要と思っているが、それは経験値もさることながら、その人がどう生きてきたかがかなり大きな要素となると感じた。こういう世界もあるのか、それが本書を読み終わった率直な感想である。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 興味
感想投稿日 : 2015年2月21日
読了日 : 2015年2月21日
本棚登録日 : 2015年1月31日

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