精神分析の名著が学派に偏ることなく紹介されている。フランス学派まで抑えられたものはあまりないので、それだけでも希少価値が高い。各解説はどれも味わい深かったが、執筆者によっては作品への思い入れが強過ぎる印象を受けた。しかし、そういったことを考慮してみてもブックガイドとしては極めて良質であるし、各作品への好奇心が湧いてくる作品だと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
精神分析学
- 感想投稿日 : 2012年6月12日
- 読了日 : 2012年6月12日
- 本棚登録日 : 2012年6月2日
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