この本が最初に出版されてからそろそろ10年になる。
ますます、こちら側とあちら側の乖離は激しく、壊し壊れる方が早いものだから、環境の悪い方への変化や、精神的な行きづまり感はむしろ10年前よりひどいように思う。
よその国のことは実感としてはわからない。しかし、この国の劣化は相当なものだと感じている。
『百年の愚行』ならぬ十年の愚行。
さしあたっては、この本を中学・高校あたりからの社会科系の副読本にしてもらって、こんな人がいる、こんなものがあると知るところから始めるのも「ひとしずく」ではないか。すでにしているところもありそうなものではあるが。
(20150908)
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- 感想投稿日 : 2015年9月8日
- 読了日 : 2015年9月8日
- 本棚登録日 : 2015年9月5日
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