これが同作者様の「ピジョン・ブラッド」などの様な、特異な体質により男達を狂わせるとか、耽美な世界観で描かれる”絶対美”をもった受けの話ならば、説得力もあったと思うのですが…。
そこに居るのは不憫な受けと、ただのサイコパスです。
まして私が期待していたような、近親もの特有の背徳感など無く…。
近親万歳!ヤンデレ万歳!で手に取るのは危険だと思います。
萌えを期待すると痛い目を見ます。
ネタとしては面白いのですが、受けの行く末を想像すると悪寒が。
でも、何回か読んでいくと、実は受けのお兄ちゃんも、何気に幼少期から受け入れちゃってるんだよね(笑)
工夫次第でもっと良い作品になったような気がしてなりませんが、作者様が描きたかった世界がこうなのだから仕方ない!!
ただ、この作者様の代表作になることは間違いないでしょうし、良くも悪くもここ最近では一番の話題作だと思うので、後学のために読むのも悪くないと思います(笑)
実際私も、2週目からは凄く楽しんでます!
「ないないゴッコ」腹がよじれるほど笑い転げました(笑)
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(作者や行)
- 感想投稿日 : 2012年2月5日
- 読了日 : 2012年1月26日
- 本棚登録日 : 2012年2月2日
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