ブルーサウンドシリーズの最後を締めくくる第3弾作品。
どれもすごく良いのですが、個人的にはこれが一番好きです。
まずキャスティングが素晴らしい!
俺様でワガママ、でも本当は甘えん坊な”和輝”を鳥海さんが、強気で飄々とした美人DJ”笙惟”を神谷さんが、それぞれ演じていらっしゃるのですが、本当にイメージ通りで素晴らしかったと思います。
特に神谷さん!和輝を弄ぶ大人の艶気は、破壊力抜群でした。
こういった女王様っぽい誘い受けだと、神谷さんは本当に輝きますよね~、お見事でした!
何でも完璧に出来てしまう故、情熱を持てず、気の弱い兄・瀬里に執着することで退屈さを紛らわす毎日を送っていた和輝。
また、苦い経験から皮肉や冗談で、本音を隠して生きてきた笙惟。
向き合おうとするほど、笙惟の心が見えずやりきれない気持ちになりながらも、理解しようとすることを諦めない和輝が、2作目から比べて大人になったんだなぁと、妙に感動してしまいました。
本編はもちろん素晴らしい出来なのですが、フリトが面白くてこれが美味しいボーナスだったなぁと思います!
疲れを忘れてはしゃぐお二人が、すごく可愛かったです!
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
BLCD(シリーズ 作者さ行)
- 感想投稿日 : 2011年2月19日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2011年2月19日
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