海兵隊から見た硫黄島戦。
もう少し訳がよかったらと思うけれど、それを抜きにしてもとてもいい手記だった。
人によっては嫌かもしれなけれど、戦地に立った兵隊の心理がとてもよく分かる。敵への心境も当然のことだ。
いや、この筆者は冷静で、むしろそれがすごいと思う。
今まで日本軍側の手記を見ていたので、日本兵のくだりは切なかった。
この人かも、あの人かも。あぁこうやって死んでいったのか…。
日本軍とアメリカ軍と、双方からの視点で読める戦場はあまりない。
いい本だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
日本陸海軍
- 感想投稿日 : 2014年5月31日
- 読了日 : 2014年5月31日
- 本棚登録日 : 2010年9月19日
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