陸軍兵器発達史: 明治建軍から本土決戦まで (光人社ノンフィクション文庫 241)

著者 :
  • 潮書房光人新社 (1999年7月1日発売)
3.50
  • (0)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 3
3

基本的な陸軍の兵器の形態を知らないと、途中で振り切られる感じがする本だった。
つまり、応用編(笑)何度か読むといいのかな。戦争史と兵器とを頭に入れておくといいと思う。
でも、これを読んでから調べていくというのもまた楽しいだろう。

ちょいちょいあるエピソードとか、兵器への著者の感情とか、いやもっと現場はやばかったでしょ…とツッコミたくなるけれど、そこはご愛敬。

最後の方で、兵器を大切にし綺麗にすることへの一文が出てきて、これは今でも同じだと思った。自衛隊も同じくらい大事に大事に兵器に接している。
班長だったかなぁ、米軍と作業をした時、油が漏れているって指摘をしたら、「油が入ってるんだもん、OK!」って返されて、びびったって言ってた。

今も日本は貧しい=資源がないのだ。そこは認識しておかないとだめなんだなぁ…。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本陸軍
感想投稿日 : 2017年10月21日
読了日 : 2017年10月4日
本棚登録日 : 2009年12月30日

みんなの感想をみる

ツイートする