「友達力」で決まる! 子供の「人間関係力」を育むために、親にしかできないこと

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  • 光文社 (2007年3月23日発売)
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著者の講演会に参加してから読んだので、子育てに関する問題点や親としての対応など、同じような話でした。

結局は思いやりのある子が好かれる。思いやりのある子に育てるには、愛情を注ぐこと。としてあります。親としてどんな子に育って欲しいか?といえば、「強くて、優しくて、頭のいい子」などと考えてしまうのですが、一番大切なのは「思いやりのある」子供だよなぁ〜と、改めて思いました。

その他、著者がいつも言う、子供をしかるときは、肯定的な言葉(だめ,ないなどの否定的言語を避ける)などが書いてありました。

この世から,いじめはなくならないと思って対処すること。というのは、本当にそうだと思います。日本以外の国では、ここまで顕著に現れないようですが、誰の心にもあるんだってことを確認してからでないと始まりませよんよね。ここは、強く同意です。


うちの子たちの様子を見ていて思うのですが、私達の時代から、今の子供達が一番失っているのは、外遊びの時間ではないかと思います。街には空き地がなくなり、公園ではボール遊びができなくなり、道端で騒げば叱られる。しかも子供の一人歩きも危険度がましています。

そのことに関係して、書いてあったのが、親ができることは、子供同士の関わりの時間を増やしてやる工夫を考えること。例えば、帰ってきて遊びに行きたかったらまず行かせてあげ、宿題は後回しなど。とあります。グループ遊びや長休みなど、学校でできることも紹介してあります。どう遊ぶのか、私たちの時には考える必要のなかったことですが、とっても大切なことになっているんだと、感じます。


親としてチョットした工夫で、すごく効果がある方法があるので、やりましょう!という姿勢は、すごく参考になります。

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カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月14日
本棚登録日 : 2018年10月14日

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