ガール・イン・ザ・ダーク 少女のためのゴシック文学館

著者 :
制作 : 高原英理 
  • 講談社 (2018年7月27日発売)
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本棚登録 : 265
感想 : 23

モーリーン・F・マクヒューの「獣」は父娘が異形の獣に出会うってのが、何かよからぬものの暗喩ぽくて・・・うん・・・。
立原えりか先生の「トゲのある花束」好きです。こういう毒草園の女主人とお近づきになりたい。
川口晴美先生の「サイゴノ空」タイトル通り、少女の最期の空は。
皆川博子先生の「想ひ出すなよ」再読。こじらせ文学少女の闇。
保富康午の「ふしぎなマリー」大きな古時計の訳詞の方ですよね??これは聞いたことないな~~でもまどマギイメージはなんか分かる。
江戸川乱歩の「魔法人形」の冒頭部の良さ、分かる・・・。乱歩はこういう読者を誘い込む手法が上手い。
佐川ちかの「緑の焔」ここは誰?あなたは何?わたしはどこ?
ここでも川端の「不死」発見。やっぱりみんなこれ好きなんだな・・・分かるよ・・・。オタクはみんな川端のこの空気感が好き・・・。
夢野久作の「青ネクタイ」狂人の独白・・・哄笑・・・これぞ夢Qワールド・・・。
『うたう百物語』も再読。いいよね~~これも。
スティーブン・ミルハウザーの「夜の姉妹団」海外にもこういう・・・学生の年頃の女の子の・・・みたいな文化あるんだな・・・。
深沢レナ先生の「枯れ野原」追いかけてくるものは、果たして。
小川洋子先生の「美少女コンテスト」久々に小川先生作品読んだな~~そうそう、こういう絶妙なブラックさだったな・・・。
松野志保先生の「モイラの裔」(抄)う~~んゴスい。短歌でこれはすげえな。
松田青子先生の「ひなちゃん」エッ好き・・・。ほのぼの甘々イチャラブ幽霊×社会人百合。
最果タヒ先生の「夢やうつつ」これも再読。冒頭の台詞がやっぱり刺さるな。
編者の表題作はゴシックていうかダーク。
シルヴィア・プラスの「嵐が丘」ゴスゴスのゴス。
二階堂奥歯の「八本脚の蝶」やっぱり1冊まるまる読みたいな~~!!
田辺青蛙先生の「血錆」三原ミツカズ先生作画で読みたさある。好きです。
ここでも西條八十の「トミノの地獄」が。やっぱみんなコレ好きなのね・・・分かるよ・・・。
谷崎由依先生の「満ちる部屋」成熟した女なのか、大人びた少女か。
中村苑子の「水妖詞館」(抄)ホラーってか怪談ぽい短歌。
藤野可織先生の「ファイナルガール」アレッ面白いな・・・。もしかしたら藤野先生作品で一番好きかもしれん。

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感想投稿日 : 2019年7月13日
本棚登録日 : 2019年6月30日

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