それまではどちらかと言えば苦手としていたのに、結婚相手が猫好きで、その飼い猫と暮らすうち、今ではすっかり“猫バカ”になった友人に読んでもらおうとおもって取り出したら、じぶんが読みふけっちゃった。
いい本なんです。
坂さんは、確かにたくさん猫を飼っていますが、それは無類の猫好きだから、とゆーのとはちょっと違っていて、それなりのポリシーがあってのことだったりしています。
ですので、猫を猫ッ可愛がりした、ベタベタな文章・逸話はひとつもありません。
猫に宿った命を静かに見つめていくなかで、感じたことや教わったことを丁寧に書いています。
末期を迎えた猫を必ず抱いて看取る、という話には涙腺を刺激されます。
また、野良猫をなくすための“秘密結社”の活動には頭が下がります。
いい本なんですよ。
猫、大好き! という方はもちろんのこと、犬のほうがいいなぁ、という方にも……てか、生きとし生けるものの一員・ニンゲンとして、是非ご一読して頂きたいです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ALFEE関連
- 感想投稿日 : 2010年11月7日
- 読了日 : 2001年9月7日
- 本棚登録日 : 2004年11月23日
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