柿谷美雨さんは、平凡な日常の、あるあるなトラブルやストレスを描くのが本当にうまい。
カフェで隣になった人の愚痴や体験談をずーっと盗み聞きしてるような気分。わざわざ聞きはしないけど、聞こえてしまう分には気になって仕方がないというような。
この作品は、夫を亡くした主人公が、嫁の立場を捨て、新たな生き方をしようと何歩も踏み出す話。
「つぶしてもいい人間」という言葉が印象的だった。また、長崎が好きな人には懐かしさや親しみが持てるはず。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年6月13日
- 読了日 : 2021年6月13日
- 本棚登録日 : 2021年6月13日
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