誰にでもこんなこと、あるのかなあ。
タイムリーで、読めてよかったと思えた優しいコミックエッセイ。
なんとか気持ちを切り替えて、嫌いな人を、嫌いという気持ちを、我慢する自分を受け入れ、認めようとしてきたすーちゃん。
疲れ切って、どうにもならなくなる前に、決断する。
p132ページからの独白に、泣けそうな思いと、勇気をもらえた。
「いいじゃん、後のことなんて。先のことの方が、今のあたしには大事なんじゃない?」
「逃げ場がないなら、その部屋にいてはダメなんだ」
「もういいのだ。あそこから逃げるあたしは、正しいんだ」
自分を、自分の気持ちを、守るのは、自分。自分の声を聞けるのも、自分。
また忘れた頃にパラパラと読み返したい。
それにしても、絶妙に嫌な感じの人を描くの、上手いなあ。向井さんも、木村さんも、私もイヤ。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年1月30日
- 読了日 : 2021年1月30日
- 本棚登録日 : 2021年1月30日
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