日清、日露の戦争の意味、換言すれば大日本帝国の狙いがどこにあったかを、朝鮮に対する占領政策に絞った記述が斬新だった。司馬史観への批判から入っているのは、冗長であると感じられた、司馬史観批判なるものが「歴史観」として取り上げられることは、多々あるが、小説を文学として評価せず、思想として評価するのはお門違いである。現在の共和国の政治がいかに日本で理解されていないか、入門書の一冊に入れたいと思う。
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カテゴリ:
研究書
- 感想投稿日 : 2013年7月30日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2013年7月30日
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