サブリミナル・マインド―潜在的人間観のゆくえ (中公新書)

著者 :
  • 中央公論新社 (1996年10月25日発売)
3.60
  • (62)
  • (55)
  • (136)
  • (14)
  • (2)
本棚登録 : 1101
感想 : 79
4

基本的な心理学の素養がない人間でも、大学の一般教養的な雰囲気で(いや、それよりもだいぶ面白くw)心理学の知識を身につけつつ、今の科学が「何が分かっていて、何が分かっていないか」というところまで連れて行ってくれる良書でした。
TVなどで断片的に知っている潜在意識に関する知識を統合し「自分(私)とは何か」「自由とは何か」というまだ今の科学が解明してない疑問をしっかりと植え付けてくれます。

読んで感じたのは、うすうすとは感じていたけど、自分の行動規範がいかに「“誤った”自分中心主義」であるのかと…。論理的な判断と思っていたものは本当にそうなのか。客観的な視点で選んだものなのか。あの感情の原点は!?などなど、頭を抱えさせられます。(2013.08.24頃読了)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2013年8月26日
読了日 : 2013年8月26日
本棚登録日 : 2013年8月26日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする