建築家たちの20代

制作 : 東京大学工学部建築学科安藤忠雄研究室 
  • TOTO出版 (1999年4月20日発売)
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感想 : 26
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名著。1998年に行われたスターアーキテクトによる大学生向けの講演。
レンゾ・ピアノは、この時代から、1日20分1人になる時間の大切さを説いている。(あと、雑誌は読まないと言っていた。)
IMペイは、歴史を学ぶことの大切さを。
ペイのキュービズムからモダニズムは始まったという説は新鮮で、その時代を生きた人の言葉には重みがあった。

新たな発見としては、1968年のパリでの5月革命を経験している方々の時代観を知れたり。
このうちの誰かが話していたけど、ザハが数学科出身であったりクールハウスが舞台や映画の評論家から建築家になったとか。知らなかったことがたくさん。
ドミニク・ペローの頭の良さとエリートっぷりには脱帽。卒論テーマメッチャ面白そうで、読みたいもの。

購入した高校生の頃は、話についていけなかったが、建築教育を受けて社会に出てから読んでみたら、注釈読まなくとも読めて安心した。注釈自体に編集者の世界観がつまっていて面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション
感想投稿日 : 2021年3月12日
読了日 : 2021年3月12日
本棚登録日 : 2021年3月12日

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