双子の獣たち (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2012年8月25日発売)
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本棚登録 : 262
感想 : 22
4

瓜二つのイケメンだけど証券マンとモデルという性格は違う双子×美人お兄ちゃんの3Pもの。
私の3Pコレクションがまた増えました♥
双子弟×美人兄の3Pモノと言えば、すぐに思い浮かぶのが、藍生有センセ。あの鬼畜な双子攻めはツボでしたが、こちらの作品も中原センセがおやじ抜きで、しかも双子攻めに挑んでいるのに興味津々。
藍生有センセとの違いは、双子が兄と血が繋がっていて、兄ちゃん好き好きの鬼畜じゃない大型わんこというところ。ホントの兄弟ということで禁忌性は満点、3人ともに仲がよくて愛があるから痛くないのが高ポイント。
そして、イラストがステキ。笠井あゆみセンセのエロティックで美麗な挿絵に溜息です。3人の絡み具合がいいアングルで描かれています。キャラ文庫はカラー口絵が2ページあるのがいいですよね。

早くに両親を亡くして親戚に預けられ離れ離れになっていた紅と悦司と篤志。兄の紅が兄弟一緒に暮らせるように頑張って、双子の弟たちの面倒をずっと見てきたので、3人には深い絆があります。立派に成長した双子は、野性的な男前の新進モデルと怜悧な美貌のエリートになって、顔はそっくりでも性格は正反対なところが王道とわかっていてもおいしい設定。
もっとツボだったのが、そっくりすぎる双子が、時々いたずらで入れ替わったりするんですが、亡くなった両親ですら見分けられなかったのに、紅にはちゃんと区別がつくというところ。その上紅は、目隠しされていてもどっちがどっちのモノかわかるっていうのには、かなり萌えました。
双子たちが兄を一方的に盲愛しているだけじゃなくて、紅の方にも双子への深い愛情があるんですよね。

エロ的には、もう少し鬼畜な方がメリハリがあって良かったんじゃないかとも思いましたが、息苦しいほどの兄弟愛にはまた別の萌えがありました。
しかし、ちゃーんと二輪挿しがあったのはさすがだなと。萌えツボをしっかりと押さえてる。

紅もただ流されるのではなく、双子の獣を飼いならしているのが、兄らしくて好感でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 中原一也
感想投稿日 : 2012年9月24日
読了日 : 2012年9月24日
本棚登録日 : 2012年9月24日

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