バグ2 (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店 (2014年11月27日発売)
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本棚登録 : 142
感想 : 13
4

蟲を操るバグの正体が明らかになり、ますますスリリングな展開になっていました。
息もつかせない、とはこのこと。ほんとに夜光花センセのストーリーテラーぶりには感服です。前回でも思ったけど、気持ち悪さとエロさが表裏一体になっていて、ホラーのドキドキがいつの間にか萌えのドキドキに変換されてしまうんですよね。
また、いいところで次回へと続いています。
どうなっていくのか、早く続きが読みたいです!

七生のモズへの気持ちがどんどん軟化していってるので、恋愛的にも期待を持たせてくれます。
とは言え、とても重要なことをモズに告げずに一人で行動を起こしてしまうところなど見るとまだまだという気はしますが、それでも彼に対する信頼感はかなり大きくなっているのを感じました。

蟲との対峙が壮絶でした!!蟲が引き起こす数々の凄惨な事件に立ち向かう、七生とモズの身体を張った対決がものすごく迫力ありました。
蟲を操る相手の能力の方が勝っている気がするので、これからどう七生たちが戦っていくのか気になります。

エロ的にも蟲と同調した後、欲情してしまう七生からの濃厚な絡みシーンに萌えます。量的には少ないけどエロは安定品質。その後またもとのツンに戻ってしまうのもいいです。
モズはそんな七生を騎士のように守って助けて傅いて、ステキです。ものすごくストレートに求愛してるのに、全然答えてもらえない人w
どんなふうにしてモズの気持ちが七生に伝わることになるのか、楽しみです。

本編があんな感じなので、限定SSの甘いお風呂シーン、とてもよかったです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 夜光花
感想投稿日 : 2014年12月20日
読了日 : 2014年12月20日
本棚登録日 : 2014年12月20日

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