komopyさんの感想・レビュー

シュガーペイン (eyesコミックス)

著者 : 三尾じゅん太

• ホーム社 (2013年10月25日発売)

作家買いしたのですが、どうやら間違えてしまいました…！ターゲット層が違うものに手を出してしまった感。これは内容が乙女すぎました。

少女マンガが大好きな男子校に通う陸は、胸キュンな恋に憧れる元気でかわいい系。そんな陸と、彼のことをいつもそばで見守っている幼馴染みの和志との、ふんわりほのぼのラブです。
灯台下暗しってやつですね。一番の親友が気付いたら好きな人に…という、少女マンガもびっくりなベタ展開でした。
陸はポジティブで明るくて見ているだけで楽しいキャラ。でも、和志はちょっと不必要に暗い印象でした。トラウマ持ちはこっちか？と勘違いしてしまうくらい根暗に感じたので、もっと男らしいところも見たかったです。
同級生の仲良し、ビターペイン組の方が華やかで目立っているんですよね。こちらも、見た目カッコよくていいんだけど、たまきの立ち位置が微妙で、失恋とか晃大との始まりにあまり共感できなかったのが残念。
まあ、皆まだ高校生なのでまだまだ未熟なんでしょうね。これからきっと人間的にも成長していくんだろうなと期待。

多分、初心者には好印象な入門的ストーリーではあるかも。メンタルな部分中心に描かれているので、ほんとにふわっふわのキラッキラな乙女ちっくラブ。
エロ的なものはメインに関しては皆無で健全すぎて、汚れの身にとってはある意味とても手ごわい作品でした。

感想投稿日 : 2013年10月31日

読了日 : 2013年10月31日

本棚登録日 : 2013年10月31日