南極1号伝説 ダッチワイフからラブドールまで-特殊用途愛玩人形の戦後史

著者 :
  • バジリコ (2008年4月5日発売)
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南極1号の話が中心かとそうでもなくて日本のダッチワイフ業界を現在を中心にその歴史も振り返ってみた一冊。南極一号の話はツマ程度。とはいえなかなか実態に触れることのない世界の話なのでこれはこれでとても面白い内容。シリコン製は高価な一方で裂けやすいらしいので取り扱いは要注意らしいですよ。

- 業界の老舗かつ最大手ははやはりオリエント工業。メーカーは数社程度であまり業界規模は大きくないらしい。ラインナップを総合的にそろえられるメーカーもオリエントくらいの模様。
- シリコン製は50萬以上、ウレタンなら数万円。ウレタンにこだわるメーカーもある。
- シリコン製の発祥はアメリカ
- シリコン製は非常に重いのでメーカー側としてもユーザ側としても取り扱いが難しいらしい。
- ラブドール風俗はほとんど死滅したらしい。取り扱いの難しさが原因か。
- 愛好者同士で集まってオフ会をしたりしているらしい。
- 日本のメーカーに欧米から発注が来ることも結構あるそうな。
- インターネットの影響は大きい。

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カテゴリ: 読了
感想投稿日 : 2008年8月26日
本棚登録日 : 2008年8月26日

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