ホロコースト関連では、今までで一番ショッキングな本だった。
極限状態が続くにつれ、次第に神を信じられなくなり、最愛の父さえ捨ててしまう。
著者が特別冷酷な訳ではない。全ては戦争のせい。
私達が読めるのは、何らかの幸運により生き残った人の自叙伝であり、大部分の人は死んでいった。
本を読んでいると自分も前者になるかのように思うが、実際は後者なのだろう。
平和が如何に脆く、尊いものであるかと考えさせられる。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ハードカバー
- 感想投稿日 : 2023年7月2日
- 読了日 : 2023年7月2日
- 本棚登録日 : 2023年7月2日
みんなの感想をみる