創元SF短編賞の受賞者によるアンソロジー。それぞれに時代も舞台も異なり、違った雰囲気を味わえる。
久永実木彦『ぴぴぴ・ぴっぴぴ』がおもしろかった。手軽に過去を変えられるようになり、理不尽な事故や犯罪を「なかったこと」にする仕事が生まれる。仕事の成果が「なにごともなかった」という状態であることを、人はどう受け止めるのか・・・。
SFっぽくはないと思うけど石川宗生『ABC巡礼』も、いつかこういう現象が起こりそうでおもしろい。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2020年6月11日
- 読了日 : 2020年5月31日
- 本棚登録日 : 2019年11月30日
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