個人書店のSNSで知って気になった本。作者は2015年に亡くなっているがコアなファンがいるらしく、これは2006年に出たものの新装版。
カバーが二重になっていて物語がそこからすでに始まっている。愛らしいタッチの動物が過ごす、人間的な日常を描いた4コマ。白・黒・ブルーグレーの3色で、少し暗いシニカルな雰囲気がありつつ、ユーモアも共感もひそんでいる。
台詞が4コマにしては長め(な気がする)なので、状況がつかみやすくそれが面白さにつながるのかな。ウサギのマガオくんがいい。女ばかりの職場に男一人。真顔でマジメに勤めている(多分、大体)かれの、ちょっとした感情の揺れが面白い。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
すこしファンタジー
- 感想投稿日 : 2020年11月28日
- 読了日 : 2020年10月31日
- 本棚登録日 : 2020年10月13日
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