宝石の国(3) (アフタヌーンKC)

著者 :
  • 講談社 (2014年8月22日発売)
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本棚登録 : 2664
感想 : 103
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相変わらずとても綺麗。上質な絵本を読んでいる感じ。セリフが少なく、絵で魅せる。読み手の想像の余地がたくさん残されているのが良い。戦闘も、戦闘で負傷して砕け散る宝石たちも、つい見とれてページを繰る手が止まってしまうほどに、美しい。
それにしても、先生ってめちゃくちゃ強いんですね。
冬は冬眠する宝石たち。ひらひらのドレス着て可愛らしい。でも冬眠から覚める頃には、みんな服が脱げいて。長い間眠りにつくしね。
冬を担当するアンタークチサイト。流氷を割る仕事をしているという。散り際は強く美しく、そして悲しい。
宝石たちは死ぬことはなく。でも、記憶が失われれば、それは「死」と同じともいえるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: アフタヌーンKC
感想投稿日 : 2015年2月12日
読了日 : 2015年2月12日
本棚登録日 : 2015年2月12日

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